South India Tea Map はじめます宣言

 

インドのティーといえば、甘ったるくてスパイシーなチャイ(チャーイ/チャーエ)をイメージするかもしれないけれど、私はスパイスはなーんにも入ってなく、かつしつこくないさらっとした甘さの、ミルキー&マイルドなティー(ミルクティー)が好き。

多分、子供の頃好きだったミルクティーの味を思い出すせいだと思う。

小さい頃、家では基本的に紅茶といえばレモンティーだった。でも、よく遊びに行っていた伯母の家で出されるクリーミーな紅茶の方が、実は好きだった。だけど母に面と向かってそんなことを言ってはいけないような気がして、ならばクリーミー紅茶の正体を自分で見つけるしかない。思いつくままにいろんなものを紅茶に入れてみて、牛乳だと気づいた時の幸福感は今でも忘れられない。

そんなわけで私はずっとミルクティーを愛してきたのだけど(ある時期流行だったロイヤルミルクティーや、とあるカフェチェーンのテ・オーレも好きだった。もちろんチャイもよく飲んだ)、いつの頃からか自分で作る味に納得がいかなくなってきた。くどすぎるのだ。なんでだろう?と疑問を頭の片隅に抱えつつ、ひょんなことから南インド・チェンナイに移住してきたのは2008年。最初に住んだアパートメントを、わずか数週間で「外国人」だという理由で追い出され(それは入居前からわかっていたことなのに)、ケーララ出身の女の子達と一時期共同生活を送ることに。そこでハウスメイトの一人が作ってくれたのがミルクティー。シンプルな作り方で、煮込んだりしないそのティーの味は、まさに子供の頃を思い出す懐かしの味だった。

その後、町のティーショップや各所で飲んだけど、ハウスメイトのいれてくれたミルクティーとは似て非なる味わい。やっぱりくどいのだ。でも旅行で訪れたケーララの各地で試したティーはどれも” my cup of tea”、いや”my glass of tea”だった。

インドに住み始めて10年近い月日が流れた今、ふいに南インド各地のミルクティーの味を比較してみたらどうだろうと思い立った。地域によってきっと違いがあるはずだと。まだ知らない好みのティーにも出会えるかもしれないし(一番の理由は、単に「ケーララのティーはどこがどう自分好みなのか」というのを探りたいだけなんだけど)。

というわけで、名付けて「South India Tea Map」プロジェクトを始めます。でも、それが目的で積極的に各地を飲み歩く予定は今の段階ではなく、とりあえずは、たまたま立ち寄った先で飲む機会があれば、というゆるさで。

ちなみに、うちではティーでなく、頑固なほど南インド式フィルタコーヒー派ですが(笑)
大丈夫かな、私。

Tweet about this on TwitterPin on PinterestShare on Facebook