biperAmudhu

biperra+amudhu


ビペムドゥ

 biperamudhupagelogo

biperraは唐辛子を意味するバスク語。胡椒に「勝る」スパイスとしてアメリカ大陸からヨーロッパに渡り、いつしかバスクの誇りに。

amudhuとは、南インド、タミルの言葉でアムリタ、つまり神々が口にするもの。タミルの地には、食べ物が神の恵みであることに感謝し、すべての料理にamudhuをつけて呼ぶ人々がいる。例えば、南インドを代表するスープ、ラッサムはSaathamudhu(ご飯のためのアムドゥ)。

 

行く先々で土地になじむように姿を変えて食卓の常連となり、小さいながらも世界を席巻した、ピリリと赤い「唐辛子」の辿ってきた道に想いを馳せたとき、食を巡る人の営みに愛おしさを感じます。食べ物としていただくものすべてが恵みであり、かけがえのない「アムドゥ」だと私も信じます。

どんなに手をかけた料理も一瞬にして消える運命にあるように、ささやかだけど愛すべき食べ物たちの話も、ややもすると日常に消え、忘れ去られてゆくものです。それを心動くままに掬い取って、手のうちに残った一つひとつを、ここに集めていきたいと思います。

薔薇唐辛子64のハンコはオランダ・ハーグ在住のアーティストMasaaki Oyamadaさんに作っていただきました。